日本橋は今でも道路元標がある日本の道路の起点であり、ヒト・モノ・コトが行き交うはじまりの場として賑わってきました。
この歴史ある交流の街と若手クリエイターをつなぎ、日本橋の未来をつくる共創プロジェクトが「nihonbashi β」です。
「β」の文字には、前例のないチャレンジを歓迎する開かれた街でありたいという思いと、この日本橋から世界に羽ばたくクリエイターを生み出したいという希望を込めています。

nihonbashi βプロジェクトの第一弾として、各業界で新しいチャレンジを続けるクリエイターを講師に迎え、
日本橋を代表する有名店と若手クリエイターを結び、新しい日本橋体験をつくるワークショッププログラムを開催しました。

初回プログラムのテーマは「未来ののれん」。
「のれん分け」という言葉があるように「のれん」は老舗店の象徴であり、日本橋の街並みの特徴になっています。
日本橋の有名店の「のれん」を題材に、最先端のテクノロジーや自由なアイデアを掛け合わせ、来街者に新しい体験を提供するインスタレーションを制作。
ワークショップで生まれた作品を、日本橋の有名店内に実際に掲出したお披露目イベント「nihonbashi β 未来ののれん展」は、たくさんのメディアに取り上げられました。

江戸時代の日本橋は、世界のどの都市よりも栄えた100万人都市。多くのチャレンジャーが集まる交流の街であり、存続をかけてイノベーションが湧き起る街でした。
そんな日本橋の姿を現代に呼び起こすためのプロジェクトとして、「日本橋の街にチャレンジャーをふやす」、「日本橋から世界に羽ばたくクリエイターを生み出す」、「日本橋をクリエイターから注目される街にする」という3つのビジョンを掲げ、今後もジャンルを超えた様々なコラボレーションを生み出していく予定です。