Client : Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology
Launch : 2010/08/18
プログラミングで作る、発信する楽しさを体験
去年1年かけて、文部科学省の様々な活動を紹介する子ども向けエデュテイメントコンテンツ、「深海ワンダー」「南極ワンダー」「宇宙ワンダー」、3つ合わせて「キッズワンダープロジェクト」を企画・制作させていただきました。キッズワンダープロジェクトでは、「未知の物事に対するドキドキやワクワクの気持ち、そこが学びの出発点。」と考え、その感覚を体験してもらいたいという思いで作っていました。このテーマは、コンテンツの質においても、対外的な評価においても、一定の成果を収めたのではないかと思います。今年は、新たなチャレンジとして、視点を変え、これから益々IT化されていく世の中で、子どもだちが情報の享受者に留まることなく、作る側、発信する側に立つことの楽しさを感じてもらう、そんなコンテンツを作れないかと考えました。そのためのツールとして、プログラミングを体験し、その基本的な概念を理解してもらことは意義深いことなのではないかと考え、Web上で子どもが簡単にプログラミングを体験することができるGUIベースのプログラミング開発・実行環境を用意しました。プログラムの概念を知らない子供でもゲーム感覚で思わず遊んでみたくなり、気がつけば、簡単なアニメーションを作れるようになっている。熱心な子供なら、ちょっとしたゲームも作ってしまうかもしれない。そういった、ファーストコンタクト時の魅力と奥行きを兼ね備えた環境になるような設計に苦心しました。「ミギーン」「ヒダリン」など、各コマンドをキャラクター化しました。これは、親しみやすさを増すためでもありますが、「ほら、そこでミギーンを使ったらいいんじゃない?」と、友達や保護者の方々とのコミュニケーションをとりながら楽しんでほしいという意図もあります。設計に当たっては、MITメディアラボのScratchをはじめとする様々なGUIベースの子供向けプログラミング環境を、そしてなにより、僕ら自身がずっと使い続けているFLASH開発環境、およびTweenerなどのライブラリのコンセプトを参考にさせていただきました。プログラミンは、あくまで子どもにプログラミングを楽しんでもらうための、方法論のひとつでしかありません。実際、Webコンテンツという性格上、初回参加の敷居を極限まで下げるために、言語としての機能を極端に絞っています。これからもっと、子どもとデジタルの関係を問うコンテンツや議論が盛り上がっていくといいなと思います。プログラミンがその一助となっていれば幸いです。

CREDITS

AWARD

  • D&AD 2011 In Book
  • The Webby Awards 2011 Nominee
  • Yahoo! Japan Interactive Creative Award 2011 Silver
  • Tokyo Interactive Ad Awards 2011 Bronze
VIEW ALL WORK